FT-901Dの修理と補修  Rect A./Rect C/DC PS for Lamp/S Meter

電源コードが無くて動作するかどうか不明のFT-901Dの補修作業について記述します。
当方ではどんな機器でもいきなり電源を投入します。 
世間ではスライダックを使ってとか球や基板を全部抜いておいてからやれとか言われていますが煙が出るまで或いは異臭がするまで自己責任でやってます。
今回もそうしましたら 案の定 煙が出ました。 その前に 音量は小さいですが 何とか受信する機能はありました
但し 周波数カウンターの数字以外の照明が点灯しませんでしたからこれを最初に対処しました。
煙が出たユニットです。

実際には 左側にある4個のケミコンと金属皮膜抵抗と二個の10D10で成る部分でAC120V入力、-100V出力で球のバイアス用の電源回路と外部機器へ供給する+160V電源回路ですがケミコンが火傷する位に熱くなっていてショートしたのでしょう。
原因は不明です。後日交換する事に。

そして2個の整流ダイオード10D10のAC側を浮かしておき半導体回路だけ生かして動作チェックする事にしました。要は受信機能だけチェックする訳ですが。

尚 当然の事ながら12BY7AとPA管6146B二本は抜いておきました。
RECT A ユニットの部品交換作業

損焼したのは22uF/250Vのケミコン4本 シリコンダイオード10D10 と 2W 470Ωの抵抗で球のグリッドバイアス電源と外部へ供給する部分の部品でした。。

ケミコンは22uF/400V 10本を秋月から購入、ダイオードは1N4007とし 2W470Ωの抵抗は手元には無かったので820Ωと2kΩ 2本 とをパラにして使いました。


実は +160V電源は外部の機器を動作させる為に設けられていて本体動作には関係ない様です。
Rect C ユニットの電解コンデンサの液漏れがあります。

交換しなくても現在の動作には影響ないですが念の為 全数交換します。
ケミコンを全数交換したRect C ユニットです。

ケミコンは22uF400Vと470uF400Vで緊急的に秋月から購入しました。
交換する前のケミコンと比較して随分と小型になっています。
照明ランプ電源回路部品を交換しました。

セメント抵抗の下にあった5Pの中継端子、ケミコン、10D10、AC12.6V配線などで構成したランプ電源回路は 中継端子が半分に折れていたり 10D10は焼けて真っ黒になっていましたし ケミコンはショート状態でした。

これらを取り除き ケミコンは100uF/35V ダイオードは1N4007に変更し空中配線で修復しました。
中継端子はアース端子の隣がケミコンのアースになっていて電源トランスの近くでシャーシアースされている筈です。

これでOKですが少し暗い様でした。 まあ良いでしょう。
100uFのケミコンは220uFに変更するべきでしょうね。

尚 Sメーターランプは右側の一個が点灯しません。 要交換です。

VFO 初期変動チェック

電源投入直後の周波数変動が大きく数10kHzもあります。手持ちのVFOと接続変更してみましたら初期変動はありません。無いのが普通。
VFOをつなぎ変えてみているところです。

手持ちのVFOを接続してみました。
初期変動は無いに等しく 再現性も満足出来ます。

但し このVFOは恐らくFT-101Z系のものらしくダイアル円板の目盛りが少し違います。
二重目盛りではないです。


そこでオリジナルのVFOでやってみると問題ない状態です。
もう一度 繋ぎ変えてみると正常 そして オリジナルで 問題ない。
これはおかしい・・・・・・・・


未だ確定しない。  後回しにする。


FT-901のローカルはPLL構成なので もしかしたらVCOかPD回路あたりかも。
或いは使っている直流電源の+6V系がドリフ ?

大いなる勘違い?

VFO問題は後日 再度試験する事にして 受信機能のチェックを先行する事にしましたところ。

チェックはマーカー信号 7025kHz を受信する方法です。 しかし受信できるが音量が極端に小さい この状態は次の通りでした。
1.フィルター系はSSBはOKだがCWが動作しない
2.RFゲインは絞れる。 WIDTHコントロールは出来る。 Reject コントロールは効いている。しかし Sメーターは全然振れない
3.AFゲインはアップ出来る ただし 音が割れる。 APF動作はOK
そこで手持ちのFT-901DMから借用したフィルターユニット、IFユニット、AFユニットを順に交換してみたが変化無し。
以上の現象からは IF系のゲインが不足しているだけ の感じでした。

ここで VFOツマミの感触がおかしいので大きく回転してみると 何と 0-100-200・・・で正常に受信出来る
上記した1.2.3.の全てが正常。

勘違いの理由は: CAL信号の設定が単に100kHz側にあったので。   25kHz側に設定すると各点で正常に受信出来る事が判明


しかし VFO問題がまだあります。

Sメーター交換作業       

入手した時からSメーターの右側ランプが点灯してませんでした。 分解して白熱系ランプ むぎ球でしょう を交換するのが面倒なのでメーターごと交換する事にしました。
Sメーターを交換した後の様子と交換する前のメーターの様子です。

暗くして撮影すると顕著に観察出来ます。
並列に接続して最大輝度にて撮影しました。
通常の使用では下げますがその場合少し暗いです。

メーターは例によってヤフオクで いつも出品なさっている方から購入しました。

又 どういう訳か本体のメーター周りの配線は少し軟弱で経験が少ない人が作業した感じでした。