CWモードでもSSBフィルターを使える様にする改造

所有しているFT-901Dはオプション類も殆どDM状態です。 しかしあっちこっち観察していると一つだけ納得出来ない箇所がありました。
CWモードでの受信操作が一寸ばかり難しいです。 CWフィルターが狭くてその割にはダイアルが粗すぎて同調操作がクリチカル、繊細な操作が要求されるのです。
CWモードでも標準装備のSSBフィルターで受信したくなります。その為の改造方法です。
改造箇所は左の画像の通りです。
即ち CWモードを選択した時でもトグルスイッチを操作してSSBフィルターを使用出来る様にする改造です。
モードスイッチのCW選択する線を途中で切断し 新設するトグルスイッチを経由してフィルターユニットの所定の箇所に接続し直します。
こうすれば目的を達しますし SSBモード選択の時にも影響はありません。
問題はトグルスイッチを何処に設置するか です。

しかし 先人が問題を解決する方法を大昔に発表していました。
QST誌の1983年12月号 P42〜P43 のSV2IL でギリシャの人らしいです。
曰く AMGCスイッチの片方の接点が空いているのでパターンカットが必要だがこの部分を利用すると良いと記述していました。

即ち 画像のトグルスイッチがAMGCスイッチの片方となります。
ナイスアイディアではないでしょうか。


尚 この人はもう一つの改造としてCW トーンの音量をオーディオの音量調節と兼ねる事も提案しています。

実際の構造はこうなりました。

文献のやり方はFT-901の構造上結構な作業を伴い大変です。 そこでトグルスイッチを何処かに設置する訳ですが配置の自由度が高いリレーを使う構造にしました。
下の画像の通りです。
リレー水晶発振ユニットのケースに両面テープで取り付けました。

使ったリレーは松下の小型リレーNR-SD-5VでC接点構造です。

AMGCスイッチを操作するとAMGC回路に+8Vが供給されますのでこの電圧で5Vのリレーを駆動して上の回路のトグルスイッチの動作をさせます。バッチリです。

これでCW信号を受信している時や 局を探す時にAMGCスイッチを操作するとSSB帯域で受信する事になって極めて便利です。
目的の局の信号が受信できればAMGCスイッチを元に戻しても良いですしそのままでも自由です。

尚 送信しないでSSBモードで受信していても 場合によってはWIDTH CONTROLを使えば快適に機能を発揮します。


尚 設置したリレーは後日別の場所へ移動させました。